COCOROMeのデザイナー紹介
タナカマコト氏
タナカ マコト氏
革好きなら誰もが知る国内ブランドの第一線で、長年デザイナーとしてクリエイティブと製作の両面に携わる。現在は多岐にわたるプロジェクトで活躍しながら、COCOROMeの想いに共感し、本プロジェクトの全ての工程を担う。
伝統技術の保護と発展を重視しており、広く「ものづくり産業」を通じた地域活性化や、熟練の技を次世代へと繋ぐ若手育成にも尽力。本製品の製作においても、単なる消費物ではない「技術の結晶」としての価値を追求し続けている。
制作工程
工程1 粗断ち(あらだち)
革を安定させる。
革は全体から切り離されると、一晩で収縮する特性があります。
本型サイズよりも大きく裁断し、時間を置いて安定させることで、
完成後の型崩れを防ぎます。
工程2 下地作り
全体のコシを上げる。
床面全体に糊付けを行い、ローラーやプレス機で接着剤を繊維の奥まで浸透させます。この地道な前工程が、使い込んだ時の表情と、コバの美しさを支える土台となります。
工程3 本断ち
道具を使い分け、直線を出す。
「漉き(すき)」の表情が最も美しく出る位置をミリ単位で微調整し、本断ちを行います。
長距離はカッター、短距離は革包丁。道具の使い分けが、一切の歪みを許さないシルエットを生みます。
工程4 前工程と熱入れ
繊維を引き締め、シワを防ぐ。
折り目には熱でガイドラインを付け、余計なシワを防止。断面には硬化剤と熱を加え、繊維を引き締めます。磨く前のこの「平滑さ」が、仕上がりの質感を決定づけます。
工程5 縫製
耐久性を生む「溝」と「手回し」。
『ネジネン』で引いた溝に糸を収めることで、摩擦による糸切れを防ぎます。ミシンはあえて手回し。職人が革の表情を確かめながら、一針ずつ進めます。
一人の職人が、一品を仕立て切る。
効率を優先した分業制は行いません。素材と対話しながら一人が全工程を完結させることにこだわりました。
裁断時に感じた革の個性を、その後の縫製や厚みの調整に即座に反映させるためです。「誰が、どの工程を、どう作ったか」が明確であること。この一貫した製作体制こそが、妥協のない品質へのこだわりです。
品質を最優先とした、お届けの考え方。
受注生産方式
【納期に関するご注意】
納期目安:ご購入確認後、約2ヶ月〜6ヶ月
一つひとつの仕上がりを厳密に確認しながら製作するため、お届けが前後する場合があります。
納得のいく品質でお届けすることを最優先とさせていただきます。
商品詳細
製品情報
- サイズ 横:11.5cm 縦7.5cm 厚さ2cm
※一つ一つ丁寧に手作業で製造しているため、サイズや重量に多少の個体差が生じる場合がございます。 - 重量 約57g
- 推奨収納量 名刺50枚
- 生産国:日本
素材
表面:馬革(国産コードバン)
一部内装:牛革(ヌメ革)エンボス加工
メンテナンス方法
1. 防水: Uniters社製「レザー&テキスタイルプロテクター」を塗布し、撥水効果を持たせる。
2. 艶出し: よく乾かした後、同社製「シャイン」を塗り込み、艶を出すと共に保護膜を形成する。
注意事項
当社の革製品には、天然皮革を使用しております。これらは天然素材ならではの以下のような特徴(個体差)を持っている場合がございます。
- 革持有の表情 動物が元々持っていたシワ(トラ)、血管の痕(血筋)、傷痕、毛穴の痕、色ムラ等。
- 質感の差異 ロットや部位による染色の濃淡、シボ(表面の凹凸)の大きさの違い。
- 経年変化(エイジング) 使用に伴う色艶の変化、馴染み。
一点一点異なる天然素材の風合いとしてご理解いただき、ユニークな表情として、その出会いをお楽しみいただけると幸いです。