おはようございます!
株式会社COCOROMe(ココロミ)の中村です。
2025年1月23日に神戸で会社を設立し、
【日本のものづくりを未来へ繋ぐ】をコンセプトにした
日本製ブランド“COCOROMe(ココロミ)”を運営しております。
僕たちは、日本の技術力、伝統の発信者、紹介者として、皆様に
情報を発信しております。
本日の発信について
本日は、一生モノの財布を探している方へ、
革のダイヤモンドと呼ばれる コードバンについてお話しします。
コードバンとは何か?ついてお話をしていきたいと思います。
ざっくりとご存じの方は、コードバンが『革のダイヤモンド』と
聞いたことがある方もいれば、コードバンってなんの革?と疑問に思う方、
なんでコードバンってそんなに高いの?と思う方も
いらっしゃるかと思います。
そういった方に向けて、コードバンについてお話していきます。
コードバンとは?
まず、コードバンとは
コードバン(Cordovan)とは、馬の臀部(お尻)の皮から作られる、
極めて緻密な繊維層を露出させて仕上げた高級なめし革のことです。
牛革などの一般的な革とは異なり、皮の表面(銀面)ではなく、
皮の内部にある独立した厚さ1mm〜2mmほどの
「強靭なコラーゲン繊維の層(通称:コードバン層)」だけを、
裏表から削り出して(漉き落として)製品化します。
この工程が「宝石の発掘」に似ていることから、
革のダイヤモンドと呼ばれています。
なぜコードバンの商品は高いの?
コードバンが高価な理由は、まさに「究極とも言える希少性」と、
「異常なまでに時間と手間がかかる製造プロセス」が
掛け合わさっているからです。
近年は世界的なインフレや原皮不足、円安の影響も重なり、
さらに価格が高騰しています。
なぜそこまで高くなるのか、4つの決定的な理由を紐解きます。
1. 原料となる馬が「世界的に激減」している(供給の限界)
コードバンは、どんな馬からでも採れるわけではありません。
主にヨーロッパで食肉用として育てられている「農耕馬(重種馬)」という、
お尻の筋肉が発達した大型の馬からしか採れません。
しかし、現代では農業の機械化や食生活の変化により、
この大型の農耕馬の生産数が世界的に激減しています。
さらに近年は馬の小型化も進んでおり、
コードバン層自体が十分に育っていないケースも増えています。
2. 1頭から採れる量が「絶望的に少ない」
馬の皮全体のなかで、コードバン層があるのは
お尻のほんの一部分(全体の数%程度)だけです。
1頭の馬から採れるコードバンの大きさは財布なら数個、
紳士靴なら1〜2足分を作れば、
それだけで1頭分を使い切ってしまうくらい少ないのです。
3. なめしと削り出しに「半年以上の時間」がかかる
コードバンを作るには、牛革の何倍もの時間と熟練の技術が必要です。
※なめしとは:(皮を腐らないように加工し、製品用の『革』にすること)
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約10ヶ月の月日: 植物のシブ(タンニン)のプールに皮を
何ヶ月も漬け込み、じっくりとなめします。 -
命がけの「削り出し」: 職人がカンナのような機械を使い、
手の感覚だけで薄皮を削ってコードバン層を露出させます。
削りすぎれば穴が空いて一瞬で台無しになり、
削りが甘いと綺麗に光りません。
この工程をこなせる熟練の職人は世界にもごくわずかしかいません。
4. 需要の爆発と「2020年代以降の急激な高騰」
原皮が減っている一方で、
日本、アメリカ、中国、ヨーロッパなど世界中で
コードバン製品(特に財布や高級靴)の人気が爆発しています。
まさに「少ないパイを世界中で奪い合っている」状態です。
そんなコードバンはどこで作られているの?
コードバンを製造できる「タンナー(皮革製造工場)」は、
膨大な敷地、専用の設備、
そして何世代にもわたり受け継がれてきた職人技が必要なため、
世界でも数社しか存在しません。
その中でも、「原皮の仕入れ、なめし(皮から革への加工)、仕上げ」までを
一貫して行える世界2大タンナーが
アメリカと日本にあります。
具体的にどこで作られているのかをご紹介します。
1. アメリカ:ホーウィン社
(Horween Leather Co.)
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場所: イリノイ州シカゴ
1905年創業の、北米で現存する伝統的なコードバンタンナーです。
ここで作られるコードバンは「シェルコードバン」という商標で呼ばれ、
世界中の革愛好家から聖地のように崇められています。
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特徴: 植物タンニンを溶かしたピット槽と呼ばれるプールに数ヶ月漬け込み、さらに秘伝のオイルをたっぷり時間をかけて染み込ませます。
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魅力: 最初はややマットな質感ですが、使い込むほどに中からオイルがじわじわと染み出し、とろけるような独特の鈍い光沢(経年変化)を放ちます。アメリカの高級靴ブランド「オールデン(Alden)」のコードバン靴は、すべてこのホーウィン社の革が使われています。
https://www.horween.com/
2. 日本:有限会社 新喜皮革(しんきひかく)
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場所: 兵庫県姫路市
日本が世界に誇る、世界で唯一の「馬革専門」のタンナーです。
1951年の創業以来、馬革だけを扱い続けています。
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特徴: ホーウィン社と同じく、昔ながらの巨大なピット槽を多数保有し、約10ヶ月という果てしない時間をかけてコードバンをなめしています。
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魅力: 日本職人らしい緻密で繊細な技術が特徴で、繊維の詰まり具合や表面のなめらかさは世界最高峰と言われています。欧米のレザーブランドからも「SHINKI CORDOVAN」として指名買いされるほど世界的な評価を確立しています。
最後に
いかがでしたか?簡単ではありますが、
コードバンとは何かについてや、なぜコードバンが希少か分かっていただけましたでしょうか。
COCOROMe(ココロミ)は、
世界にも通用する新喜皮革のコードバンを取り扱っています。
しかも、新喜皮革のコードバンの中でも、
まだ世に知られていないコードバンを先駆けて使用しています。
その幻のコードバンを使った二つ折り財布が、
Classic Wallet cordovanです。
新喜皮革のコードバンの中でも、希少な素材となっております。
今後、他のブランドさんが目をつけてくると思っています。
こういった世界に誇れる素材は、スタンダードな形の財布に使用することで
素材とデザインの美しさを最大限活かせる物だと思います!
ぜひ興味があれば、COCOROMe公式サイトをご覧ください。
次の投稿は、この投稿でも挙げました、
新喜皮革について深掘りしていきます!
次回の投稿をお楽しみに!
それでは、COCOROMeの中村でした。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!